今回は崖の下の戸建てについて考えてみます。
私が不動産屋さんから紹介された家の中には崖の下に並んだ分譲住宅もありました。
一応内見はしましたが色々問題がありそうなことが目に見えていたのでお断りしました。
ではどんなリスクがあるのでしょうか。
順番に見てみましょう。
土砂崩れの心配がある
誰でも思いつく問題がこれです。
土砂崩れは地震だけでなく台風でも起こりえます。
2018年の台風24号でも各地で被害があったことは記憶に新しいでしょう。
地震の頻度はそれほどでもありませんが、温暖化の影響なのかここ数年の台風は年々強さを増しています。
来年にどの程度危険な台風が来るのか予想がつきません。
そんな状況でわざわざ崖の下の戸建てを買う理由はないと思いますね。
安い価格になっているのならその理由はまさにこのリスク込みということです。
崖の表面がブロックなどで固めてある場合もあります。
(擁壁(ようへき)と言うそうですね)
土の斜面よりは安心ですが、やはり地盤が緩みブロックごと崩落してしまったら同じです。
崖が家の裏にあるということ、それは「常に位置エネルギーを持った流動体が待機している」ことと同義だと言えます。
山の斜面の水分が家の敷地から流れ出す
これはどういうことかというと、私が見せてもらった戸建てがまさにそうだったんですが、敷地からパイプのようなものが外に出ており、そこからチョロチョロと水が流れていたんですね。
生活排水ならドブなり下水に流せばいいのになんで道路に流すのか。
不動産屋さんに聞いてみると「山の斜面の水はけが悪く家の下に管を通して時々排水される」ということでした。
山に降り注いだ雨は別に汚くないので、家の地下を通してそのまま道路に流してしまおうという訳です。
私はこれだけで嫌になりました。
なんで自然の都合で家の前に不規則に水を流されないといけないのか。
実際見学した家は、水の流れた跡が道路に残っていました。
そのうちカビや苔が生えて緑色になるんじゃないでしょうか。
この話で言えば山の斜面も湿気を含むってことですよね。
正直家を建てるには物理的に条件が悪すぎます。
家の裏の採光を諦めないといけない
崖の下の戸建ては見た感じ、なんか暗いです。
常に山に見下ろされているというか、山に光を遮られているというか。
これも私のテンションが下がった理由です。
分譲住宅なら側面は隣の家で採光が悪いのは仕方ないでしょう。
ただ、この上裏が崖となると正面しか日光に恵まれません。
せめて戸建ての4面のうち2面は1日のどこかで光が差し込んで欲しいものです。
それを考えるとわざわざ崖を背にして建った家をわざわざ買う理由は私にはありませんでした。
防犯上のリスクがある
家の裏が山の斜面になっていると、フェンスがあったとしてもそこから侵入することは簡単です。
採光が悪いのでおそらくベランダが裏についていることはないでしょう。
洗濯で外に顔を出すことはありません。
となると、家の中でガードが緩くなってしまいます。
うっかり崖側の窓が開けっぱなしになっていたりしたら空き巣や泥棒からすると狙い目ですよね。
もし家の裏が1段高くなって別の住宅が建っていれば少しマシです。
民家の敷地から民家の敷地へ移動するのは不審者からしてもリスクが高いですから。
ただ、山の斜面が家の裏にあるのは気分的に怖いです。
私なら夜中とかあまり窓を開けたくないです。
そんな環境で何十年も住みたいか?
それが理想の環境か?
違いますよね。
まとめ
崖の下の戸建ては問題だらけなのでやめておきましょう。
さて、買ってはいけない家がどういうものかわかってきましたね。
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