今回は線路沿いの戸建てについて考えてみましょう。
電車に乗っていると中からすぐ目の前に戸建てが見えることもありますし、そんなに珍しい立地ではなさそうです。
線路沿いの戸建てのリスクで思いつくのは騒音と、電車が通った時の振動です。。
「自分はうるさい環境でも眠れるし、多少揺れても気にならないから線路沿いの家でも全然住めるね」
そう思った方、ちょっと待ってください。
本当にリスクは騒音だけでしょうか?
他にもいろんな危険性を考えてみましょう。
洗濯物が線路の中まで飛んでいく危険性
ベランダ・バルコニーが線路側に向いている場合、風が強く吹いたときに外に干した洗濯物が線路まで飛んでいく可能性があります。
大事な服や下着だって線路の中に入ったら簡単に取りに行けません。
そして衣類が線路の上に乗っかったまま、電車が通過したらおそらく助かりません。
さすがに脱輪はないでしょうが、
それよりも目立つ衣類が線路に落ちていたら、運転手が発見して緊急停止、ダイヤの乱れにつながります。
「おいおい、線路上に服が落ちている? そうか、この家だな」と電車から乗客にジロジロ見られるかもしれません。
置き石などの悪戯による脱線で鉄道が突っ込んでくる危険性
確率としては低いでしょうが、線路沿いだからこそ起こりうるリスクです。
有名な事故として1980年に起きた「京阪電気鉄道置石脱線事故」(Wikipedia)があります。
これなんかまさに悪戯によって人為的に引き起こされた脱線事故です。
そのせいで先頭車両が民家に突っ込んでいます。
死者がいなかったのは奇跡でしょう。
この事故自体は防げなかったかもしれませんが、電車に突っ込まれた民家の住民に言えるのは「線路沿いに住むべきではなかった」ということです。
鉄道はトラックよりもはるかに重く、大勢の人間を乗せて、絶対に線路上に何も物がおちていないことを前提に時速60~80kmのスピードを出します。
その前提が崩れると、もうどうしようもありません。
わざわざ線路の近くに住んでそのリスクをわざわざ取るべきでしょうか。
少なくとも、線路はカーブではなくなるべく直線コースになっている場所の戸建てを選びましょう。
撮り鉄による侵入・違法駐車・器物損壊など迷惑行為の危険性
近年、撮り鉄による迷惑行為がしばしばネットでもニュースになります。
入ってはいけない場所に立ち入ったり、勝手に田んぼに水を張ったり、木を切り倒したり、違法駐車して交通の妨げになったり。
彼らに常識など通用しません。
自分の理想とする構図の写真を撮るためなら「さすがにそんなことはしないだろう」という行為を平気で行います。
理性のないゾンビと同じです。
想像してみてください。
もし、あなたの家の目の前の線路に珍しい車両が通過するイベントがあり、家の敷地がその電車を見るのにちょうどいい場所だとしたら。
カメラの機材をかかえた大勢の撮り鉄が押しかけます。
当然家主に一言なんてするはずもありません。
最近の戸建てだと玄関に門がなく、駐車スペースをオープンにしたタイプが多いですから、人が入るのは簡単です。
そのまま裏庭に回り、脚立をセットし、我が物顔で撮影行為に及ぶでしょう。
もしかすると植え込みやその他エクステリアが邪魔だからと、勝手に切断したり破壊するかもしれません。
そんなことが、絶対にないとは言い切れません。
少なくとも線路沿いにさえ済まなければ避けられるリスクです。
まとめ
以上、線路沿いの戸建てを買ってはいけない理由の説明でした。
今後何十年も住む家ですから安心・安全に暮らせる立地を考えましょう。
さて、注意しなければいけない家がどういうものかわかってきましたね。
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